2006-11-29から1日間の記事一覧

幸田文『闘』――結核の近代文学

ここのところ寝る前に幸田文の『闘』を読んでいて、それが読み終わった。いつかおひるね堂さんが日本から持ってきてくれた文庫本のひとつで、今まで手をつけていなかったものだ。結核病棟を舞台にした小説で、様々な患者と医者や看護婦のやりとりを追ってい…