日本宗教学会へ

 カナダから帰国して1週間、ちょうど時差ぼけも直ってきたところなのだが、この暑さで、どうにも「きりり」とできない。日本の夏を逃れるという意味では、たしかに一番いい時期に脱出していたとは思うのだが、残暑がこれだけ厳しいと、涼しいところで鋭気を養ってきたとも言えなくなる。
 今日はこれから、日本宗教学会参加のために東京へ。仙台よりもさらにちょっと暑いのだろう。ふぅ。
 私自身の発表は、「臓器移植と日本人の死生観――小児生体肝移植を中心に」というもので、内容的にはIAHRでやったものとほぼ同じものを日本語でするので、発表自体はなんとなく大丈夫な気がしているが、なにせ専門とはややずれるサブテーマの分野、初心を大切に臨み、新しい出会いがあれば、それを大切にしたい。それから、これまでインタビューに応じてくださった方々に対する感謝の気持ちを新たにしたい。最初の活字になるところまでは、最低でもなんとか頑張らないと。