次女の2歳の誕生日に

 次女は無事に2歳の誕生日を迎えることができました。おかげさまで元気にしています。数日前から子ども2人してまた風邪気味で、下の子は今日はおなかが痛いとぐずり甘え気味ではあったものの、夕方あたりから元気になりました。
 私もまた風邪をもらいかけなのか、のどを痛くしており、あるべきものがあるべきところにあって、決まるべきものが決まるべきときに決まるというほど、輝かしく達人的な日というには程遠く、気ぜわしく、また子どもも実際にうるさいのだけれど、2歳の誕生日を迎えることができたことは、恩寵のように受け取ることができます・・・と、子どもが寝静まったあとに思います。
 一方では、これは私的な話であって、別に公開する必要のないものだけれども、他方では、やっぱり具体的にお世話になった方々はもちろん、ほかにも誰か・何かに感謝という言葉が我が身を振り返りつつ自然に思い浮かぶもので、こんな形ででも報告する行為はそれなりに重要であるように感じています。
 別の面では、今の時代は「私的なものの公開化」にあふれた時代で、このエントリーも、そのあまたあるなかのひとつのつぶやきにすぎないけれども、ナイーブさと、どこか図々しい弱さをひっさげながら、公私の組み換えのうねりを自分の肌で感じてみたい。まあ、そんなことも、今日という特別な日には感じるわけです。
 ・・・今23時。2年前の今日のちょうど今頃、私は妻のいる病院の分娩室に入り、きみの誕生を待っていた。そのときのことを、今こうやって静かに思い出せるということは、最近の自分の生活を省みれば、自明なことではない。・・・