10月3日ミシュリーヌ・ミロ氏講演会@上智

来る10月3日、以下のようにミシュリーヌ・ミロ氏の講演会が行なわれます。

宗教の多様性をどう教えるか―ケベックの「ライシテ」体制における宗教教育―
ミシュリーヌ・ミロ教授 講演会
カナダ・ケベック大学モントリオール校(UQAM)社会学教授
モントリオール大学連合民族学研究センター(CEETUM)
日時:2011年10月3日(月) 17時より
場所:上智大学12号館 201 教室
言語:フランス語(日本語の通訳と解説が付きます)


【内容予告】カナダのケベック州は、北米にあってフランス語圏で、カトリックの影響が強い地域ですが、20世紀後半以降、大きな社会的変動を経験し、多くの移民を受け入れるなか、社会の多元化が進んでいます。このような独特の歴史と文化的豊かさを有した社会で、宗教はいかなる位置を占めているのでしょうか? 学校では、どのように教えられているのでしょうか?
本講演では、2008年からの新プログラム「倫理・宗教文化」教育がどのような経緯で導入され、何を目指しているのかが論じられる予定です。
日本でも、学校での宗教教育はホットなテーマです。政教分離体制のもと、宗教情操教育や宗教文化教育は可能なのか、どうあるべきなのか――そうした議論ともつながる話になるはずです。

【講演者紹介】ミシュリーヌ・ミロ氏は、ケベックに軸足を置いたライシテ(政教分離・世俗性)研究の第一人者で、『新世界のライシテ』(2002年)や、『越境するライシテ』(2011年、ジャン・ボベロとの共著)などの著書があります。「倫理・宗教文化」教育の方向性を決めた「プルー報告書」(1999年)の執筆者の一人でもあります。

【主催】上智大学国語学部フランス語学科、上智大学アメリカ・カナダ研究所
【後援】日本ケベック学会
問い合わせ先:フランス語学科事務室 (03)3238−3744

なお、本講演会は、UNIFA(アジア・フランコフォン大学)の関連講演会のひとつです。