初日の出?

 あけましておめでとうございます。フランスに初日の出を拝むという習慣があるというような話は特に聞いたことがありません。それで安心したのか、フランスではこの時期日が昇るのがかなり遅いのですが、すっかり明るくなってからの起床となってしまいました。元日からこれでは引き締まらないので、昔撮った写真から初日の出気分を味わおうと思います。もっともこれは1月1日の朝日ではなく、2004年の9月末のものですが、私の素人デジカメ人生の中で最もよく撮れたもののひとつだと思われます。

 当時住んでいたトゥールコアンの家の窓からパシャリとやったもので、モネのルーアンの大聖堂よろしく(?)、これはシリーズにしてみました。時間によって刻々と移り変わる光の様子を感受させる、というようなものではありませんが、時間や天気によってこうも変わるのだというのは写真を並べてみると面白く、意図はわかっていただけるのではないかと思います。クレーンでつられているように見えるのはご愛嬌。今年もどうぞよろしくお願いします。(き)
      


あけましておめでとうございます。
トゥールコアン、懐かしいなあ。結婚前初めてリールに来たのは丁度2004年から2005年にかけての年末年始でした。この時期、ノエルが終わってからのフランスの街の静かさはお正月の喧騒に慣れた東京人の私には本当に驚きで、(ただでさえトゥールコアンは静かですが)、もう慣れてしまった3度目の年越しでも、やっぱりこの時期になると最初に強く印象に残ったトゥールコアンの静まり返った風景を思い出します。3度目!もう3年も日本でお正月ご無沙汰しているなんて驚きです。
あ、ちなみに、今年はウェブ経由で発注(写真印刷が満足の行く出来ではなくて、ムキーっとしてるんですが)して、日本のお年玉つき年賀状出したんです。実家から一回荷物と一緒に送ってもらい、宛名書きコメント書きなどして、日本に送り返したのが12月16日。私史上一番早い年賀状発送でした。にもかかわらず!それが実家に届いたのが12月30日!ああ、結局、相手に届くのは3日か4日になるかと思われます。日本からフランスにはEMSが4日で届くのに、どうして逆だと、まあノエルのシーズンだったとは言え、こんなに時間がかかるのでしょう。そんなわけで、なぜかリールにいる私たちから普通の日本の年賀状が届く、という不思議な現象が起こります。まだ帰ってないですよー。(ふ)