1歳の誕生日

 ほぼ半年ぶりの更新になりました。今年は1月に翻訳の仕事が1件舞い込んできて、日本語の力をそちらに割いているうちにブログに手が回らず、最重要課題はテーズなのだからというわけで過ごしてきました。その間、家庭の事情で急遽一時帰国しなければならないことがあり、またその結果なるべく早く完全帰国する必要が出てきて、こちらでの生活もいよいよ大詰めに差し掛かっているようです。
 今日は娘の1歳の誕生日に当たるので、そのことなど書いて、久々に更新するのにいい機会かもしれないと思いました。このくらいの年の赤ちゃんは、毎日見ていても、時々この何日かで急激に成長していると感じられることがあるので、数ヶ月前の写真など見ると、「うわぁちっちゃい」と思ってしまいます。寝返り、つかまり立ち、ハイハイ、ちょっとしたおしゃべり、まねっこ、多彩になってゆく表情、できなかったことがどんどんできるようになっていくので、この一年、長かったような短かったような不思議な気分です。多分、同じ一年でも時間の流れ方が私たちの世代と赤ちゃんとでは異なっていて、そういう小さな命と一緒にいるから、何か時間の感覚が重層的になるのでしょう。日々としては、何の変哲もありませんが、この一年、娘も病気らしい病気も一切せず、健やかに過ごせてこれました。これこそ改まって振り返ってみたときに、何より感謝すべきことかもしれません。
 フランス生まれながら、両親が日本人ですから、外見はどこまでもアジアの赤ちゃんですが、フランス生まれらしいところと言えば、バゲットが好きなところでしょうか。豪快に丸かじり、が大好きなのです。前の方に生えているまだ8本しかない歯を使って、食いちぎって食べています。あんよまでもう少し!電話に出るまねだってできるんだから。