転院

 前回のエントリーで書いたように、娘は無事に生まれはしたのですが、生後18時間くらい(?)のときに、母乳を飲んで「けぷっ」と吐いたもののなかに血が混ざっており、普通のレンガ尿と思われた尿のなかにも血が混ざっていたようで、1日経ってから周産部から小児科に移されました。
 胃からの出血がなかなか止まらかったようで、止まった後も血尿はやまず、昨日からは保育器に入って厳重な看護を受けるようになりました。原因は追い追いわかってくるかもしれませんが、今は特定できないということで、こうかもしれないがこういう可能性もあるというなかで対症療法をしつつ経過を見るしかないようです。
 今日からは、子ども病院のNICU(新生児集中治療室)に移ることになりました。昨日は足をときおり動かしたりもしていましたが、今日は体の動きがもっと少なくなっており、土気色の顔、採血と止血のための跡、体を取り巻く管がとてもいたいたしく見えました。それでも新しいいのちを生きている。手のなかに指を入れれば握ってくるし、口は乳房を求めて動いている。この小さいいのちが何とか持ちこたえて、この世の生を享受してほしい。
 好転するか悪転するか、このような感じが長く続くのか、今は何とも言えませんが、私としては楽観的に考えすぎず最悪の事態も覚悟しながら希望を持つくらいのことしかできません。産後間もない妻は、娘の転院にともない退院が早まり家に帰ってきましたが、離れるのがかわいそうで、つきっきりでいてあげたいと明日は朝から出かける予定です。