大会4日目

 各言語の分科会に出る。今回の大会で初めてお目にかかった田島先生に気さくに声をかけていただいて、Japaneseというところに行ったのだが、東アジアの分科会と言ってよく、共通語は英語。もうちょっと使い物になるレベルまで英語の力を引き上げることはフランスから帰国後の私の課題のひとつなのだが、努力していないもので、こういうところでもったいない思いをする。
 その場におられた櫻井先生とは、昔原稿をメールでいただくなどお世話になったことがあるのだが、リアルでお会いするのは初めて。日本のライシテと人権ということを考えるうえで、カルト問題と人権ということが気になっていて、そのことをお聞きすると、示唆に富むご教示をいただいた。お昼にも誘っていただいて、学生さんたちとも一緒に中華を食べる。
 (午後は、ベルギー、フランス、イタリア、スペイン、ポルトガルという、西ヨーロッパで伝統的なカトリック国5国におけるカトリックの現状というセッションに出た。もちろんテーマが面白そうだから出たのだが、難しかったなあ。自分はカトリックのことがあまりよくわかっていないのだなということを実感。)
 明日はイギリスなので、今のうちにおいしいものをちゃんと食べておこうと思い、夜は賑わっている街のタパス屋に入って、エンサラダ、ハモン・セラーノのトルティーヤ、チョリソ、パタタス・フリタス、それからビールを頼む。実においしかった。満腹まで食べて、2000円しないくらい。いや、ほんと、今度生まれ変わるならスペインに生まれたい。