パァパッ!

 無事帰国しています。インターネットで予約したロンドンの宿はひどかったなぁ。1泊20ポンド台ならこんなものかと我慢するけど、60ポンドの価値はない。部屋は汚いし、鍵さえ閉まらない。フロントに文句言ったら、「ドント・ウォーリー」って。とにかく見てみろと言うと、ああこれは壊れているね、「アイ・ウィル・フィックス・フォー・ユー」って言いながらフロントに戻ってのんきにテレビなんか見ているし。いつ直すんだと言うと、「リラックス」だって。謝れよ。食べ物については、レストランをよく選んで入ったので、そこまでひどいものは食べなかった。
 ユーロスターでフランス入りしたときは、人心地がついた。こんなんじゃ、国境をまたいでフランス入りして感動している子どもを描いている第三共和政の教科書をナショナリズムイデオロギーですねえなんて批判することもできないや。
 これまでだと、パリは人の家に泊めてもらっていたりしたのだけれど、いつのまにかみんな帰国していて、今回はカルティエ・ラタンのホテルで過ごす。本屋を回ったり、食べ歩きをしたり、あとはホテルで仕事。
 日本に戻ってくると、非常に蒸し暑い。今日は、香凜がはじめて「パパ」と聞こえる音を発音した。いとこのKくんの影響か。感無量。