雪のなかの温泉のちケベック

 2月4日までの懸念事項をとりあえず終え、ひとつ遅れていたものに目処をつけたので、ちょこちょこした仕事は溜まっているのだけれど、疲れも溜まってきたということで、家族の「この雪の週末、どっか行こーよ」の声にも押し切られ、作並温泉に浸かりに行く。雪が降りしきるなかの露天は、空気にさらされた肌の部分の寒さと、お湯のなかの安全地帯の感覚があまりに違い、脳がついていけていないような感じがする。
 その後、日仏アリアンス・フランセ―ズ仙台のワークショップ「ケベック」に出かける。クレープや「パテ・シノワ」をつまんだり、メープルシロップ入りの牛乳(そのうちラム酒に変わる)を飲んだりしながらの、くだけたもので、ケベックの方言などを教えてもらう。以下はメモ。
 Asteure : à cette heureがなまったもの。ケベックだと「Maintenant」の代わりにこれを使うことがあるらしい。à sept heureとは間違わないとのこと。
 Envoye donc : vas-y, allezに相当。「ほら」「行こうよ」など。
 Pantoute : ぜんぜんわからないときなど、この表現を使う。「わがんね」って感じかな。Pas du toutから来ているのではないかとのこと。
 Tiguidou : 「いけてる」。ça vaut tiguidou.とか言うらしい。フランスのフランス語的には「いけてない」感じだけど。
 tanné : Je suis tanné = J'en ai assez (marre).
 capote:Je capoteと言えば、「やべぇ」みたいな感じ。
 Y la tu assez frette icitte. = Il fait assez froid ici.
 講師はモントリオール出身で、今日の仙台は、まるでケベックの冬を思わせるとのこと。
 なお、3月に、ミシェル・ドゥギーが仙台に来るらしい。私はまったく読んだことがないし、ほとんど知らないのだけれど、国際哲学コレージュの学院長を務めていたこともあるようで、仙台にはなかなかこのくらいの「大物」は来ないので、足を運ぼうかなと思っている。