現状

震災後、多くの方々から心配していただいております。
妻子は無事です。健康状態も問題ありません。
ただ、雄勝方面に、安否不明の親戚がいます。


今は自宅にいます。
最初の揺れから、電気、水道、ガスが切れていましたが、
2日後に電気、水道が復旧しました。
水くみに列を作って並んだり、マンションの住民と火をおこして煮炊きをしたりもしましたが、
そういうサバイバル生活から、少し一息つける状態になりました。
コンロやお風呂はガスで(復旧には最低1か月はかかる見通し)、そこは不便ですが、こういう状況ですし、十分しのいでいくことができます。


「被災地・仙台」のなかでは、よほど恵まれている状況にあると思います。
自分の家にかぎれば、食糧も数日は大丈夫です。
その数日のうちに、流通など、状況が改善されればいいですが、この状態が長く続くと、うちもいろいろ厳しくなってきそうです。


もっともっとたいへんな状況にある人たちがたくさんいるわけです。
物資がちゃんとまわっているのだろうかと、心配になります。


自分自身、現地にいながら、あまり有効な情報を発信できないですし、
サバイバル能力も、あまり高くないですし、
マテリアルな部分で、他の人のお役にたつこともできず、無力感も覚えますが、
ごく身近な自分の周囲を守ることも大事と思ってやっています。


日々状況が変わるなか、自分がどういう立場からどこに向かって何を発信すべきかよくわからず、このブログの文章も、ああじゃない、こうじゃないと思いながら、恐るべき遅さで書いています。


原発の動向について、人びとの行動について、日本と海外の報道の姿勢について、自分の身の振り方について、いろいろ意見や考えはありますが、自分のなかにも多様な視点が混在・錯綜していて、うまくまとまりません。


とりあえず、現状は無事に過ごしています。