2008-01-01から1年間の記事一覧

サルコジ氏、ライシテ、「市民宗教」(アンリ・タンク)

猫屋さんのところで知ったル・モンドのアンリ・タンクの記事、1月25日のものですが、ざっと訳出しました。2月10日の発表に備えて、現代のライシテと市民宗教の関係をおさえておこうと思ったのですが、あまり議論が掘り下げられていないのが原因なのか、訳し…

国家・中間集団・個人と宗教について少々

稲垣久和『国家・個人・宗教――近現代日本の精神』を読む。 宗教と公的空間ないし公共空間の関係という問題系を掘り下げていきたいという関心からだ。国家・個人・宗教 ~ 近現代日本の精神 (講談社現代新書)作者: 稲垣久和出版社/メーカー: 講談社発売日: 200…

予告GEFCOで発表

今度の日曜日、現代フランス研究会GEFCOで発表する予定です。 ライシテの歴史を市民宗教という概念とつき合わせるというのが発表趣旨ですが、私は現代史に強くないので、ちょっとこれから補強しておかなければなりません。サルコジの結婚の話などはどうでも…

ニコラ・サルコジの宗教政策、あるいはライシテの行方

国際宗教研究所ニュースレターに表題の論文を寄稿しました。 同研究所は、宗教研究者と宗教家の接点となるような役目を果たしており、多くのシンポジウムや講演会を行い、年報『現代宗教』や年4回のニュースレターを発行しています。詳しくはコチラをご覧く…

方針変更のお知らせ

久々の更新となりました。 もともと当ブログは、在仏時に、日本語力の低下防止と肩の力の抜けたフランス・ウォッチを目的に、博論の片手間に、あるいはフランス哲学と主婦道の片手間に、軽く文章を書く夫婦ブログとしてはじめました。 ですが、(き)は博論…