2005-01-01から1年間の記事一覧

ボルドー近郊でカヤックを楽しむ

8月2日の早朝にリール・ヨーロッパ駅を発ち、ボルドーの知人の実家に3日間ほどお世話になった。彼の親切この上なかった案内や、ランベール家の子供たちと一緒に過ごせた嬉しさもさることながら、彼のご両親がとても暖かく迎えてくれて、私たちにとっては本当…

ボルドー近郊印象スケッチ

ボルドーのあたりに遊びに行ってきた。リールで親しくさせていただいている方が、夏休みの一部を故郷のペサック(ボルドーの隣町)で過ごすというので、双方でうまい具合に都合をつけて、そこに呼んでいただいた格好だ。 ボルドーはちょうど2年前の同じ時期…

我が家のセジュール

引っ越してようやく落ち着いてきた。前のところはmeubléといって家具つきの部屋だったが、それに対して新居には家具が少ししかない。それも、椅子はガタガタだわ、食卓になりそうな机の表面は汚いわ、ベッドのフレームの赤や銀色は部屋の感じにそぐわないわ…

新しいおうち

さて先週末に引越しをして、トゥールコワンからリールの街中のアパルトマンへと移ってきた。荷物は思ったよりも多く、運び込むのはそれなりに骨の折れる作業だったが(ほとんど積み下ろしをしてくれたダンナ様とピエール・アンリに感謝です;;)、いざ片付…

フランス人的・景色の変化を楽しむ

先日、朝からアレンさんの車でベルギーの海岸まで連れて行ってもらった。アレンさんとマルティヌさん夫妻は、以前に少しだけお目にかかったことがあっただけだったが、おおらかなご主人と個性的な奥様(私の好きなタイプ!)で、一目見て惚れていたので、ま…

一次大戦と海とデルヴォー

知り合いから誘われて、フランスの革命記念日(キャトルズ・ジュイエ)に、ベルギーに連れて行っていただいた。ドライブの第一の目的は、避暑のための別荘として有名なサント・イデスバルドで海とデルヴォー美術館を見ようということだった。この日、フラン…

読み方聞き方が変わるとき

フランス語をえっちらおっちら読んでいく。基本的にはそうやって、自分に関係あるところに線を引いたりなんだりして疲れて止まるところまでいくのだが、時にあるまとまりの構成ががっちりつかめたりする。そんなときは、全体の意味が手に取れるようで、部分…

パリの異次元空間

週末、パリまで一泊旅行をしてきた。チェロを借りに行くのがメインの目的だったが、折角パリに出るからというので、少し観光して、彼の友人にも会っていこうという話になった。実は私はパリはほとんど知らなくて、セーヌ川すら見たことがなかった。前の旅行…

ツール・ド・フランスの宗教性?

先週の土曜日、ツール・ド・フランスが始まった。フランス人の自転車への愛着ぶりは、自転車競技というものにあまり馴染みのない私のような一日本人にとっては、なかなか理解に到達できるものではない。宗教的とさえ言えるような熱狂ぶりは、日本ではまずお…

花のある生活

結婚してからの生活で変わったことのひとつに、花が身近になったということがある。渡仏してから結婚までの2年半で花を買ったのは、女の友人が論文を完成したときにお祝いにあげたのと、日本人家庭にお呼ばれしたときの2回きりなのだが、結婚から2ヶ月ほどで…

リールの4月、そして6月

4月の終わりにフランスに着いたとき、東京と比べてあんまり寒いのに驚いたものだった。部屋のヒーターもあまり入らず、どうしたものかと思っていたが、丁度その頃キッシュ作りに夢中になっていた私達、フール(天火)に火を入れればお部屋が随分暖まること…

鳥をまるごと一匹食べるの巻

焼き鳥文化は深い。ほっけでも鮭でも、塩焼きを思い浮かべてもらえればわかることだが、背中とおなかでは脂の乗り具合が異なるし、えらのまわりと尾びれの近くでは身の味わいも変わってくる。同じことは鶏肉でも顕著で、普通日本のスーパーで鶏を買う場合も…